バイク峠走行のコツ

 

 

 

 

バイクの醍醐味!ワインディングロードを走ろう

ワインディングロードとは、峠道のように曲がりくねった道をいいます。
主に山間部などにつづら折れと坂道で構成されていたり、海岸部に地形に沿ったカーブが連続している道路のことです。

 

 

バイク乗りなら、峠が大好き!という人はとても多く
バイク初心者の人にも憧れの道路という人も多いでしょう。
格好良く、峠道を走行できれば、その爽快感はたまらないものがあります。

 

 

バイクを乗り始めたばかりの人にとっては、交差点を曲がったりUターンをしたりと
全てのことが、緊張してドキドキすることだと思います。
しかしバイクになれてしまうと、信号がなく曲がりくねった道路が続くというのは
ワクワクしてしまうようになるでしょう。

 

 

バイクが登場する漫画や映画のように、颯爽と峠を攻める。
いざ!と思考が切り替わってしまいがちですが、これが要注意。
峠道も、公道なのです。
市街地と同じように歩行者もいれば、対向車もあります。
多くの人にとっては、そこは憧れのワインディングロードではなく
目的地へ行くための道路であったり、生活のために行き来をする道路なのです。

 

 

そんな道路で無謀な運転をすれば、多くの場合、被害が大きいのはバイクです。
愛車が廃車になるだけではなく、身の安全も保証できません。

 

 

まず、バイク雑誌に載っているような走り方。
あれは見張りを立てた上で、安全性を確保して撮影しています。
公道を走行しているときに、真似してよい走り方ではなりません。

 

 

周囲の車の存在を無視し、俺は今、峠を走っているんだ!
なんて気持ちでいる走り方は決してスマートではありません。
いずれ大きな事故を起こします。

 

 

また、念頭においておかなくてはいけないのが
自分が安全に走行していても他の車の事故に巻き込まれる可能性です。
見通しの悪い道路だからこそ順法精神で先を読みながらコーナーを走行してください。

 

 

 

 

ブラインドコーナーでの走行での安全なライン取りとは?

峠道では行く先がどうなっているのか分かり難いという特徴があります。
日頃から走行している道であれば、その先がどんな道か念頭において走ることができますが
走りなれない道であればあるほど、前方がどんな状況であるかを
早く確認しておく必要があります。

 

 

勢い良くブラインドコーナーに突っ込んでいき、勢いだけで走行する。
こんな運転は非常に危険で、決して上手い、カッコイイ走りではありません。

 

 

では、ブラインドコーナーはどう走行すればよいのか?
視界を確保するためには、アウト側から入り、アウト側へ抜けるのが一番。
これなら可能な限り前方視野を確保することができるんどえす。

 

 

もちろん、視野を確保するためには極端なリーン・インやハング・オンはできません。
視野を狭くしてしまうからです。
他人に見せるためにバイクに乗るのではありません。
自分がスムーズに走るために、安全に走行するための行動が
客観的に見て一番かっこいい玄人の乗り方です。

 

 

もちろんアウトから入ると言っても、センターラインを超えてはいけません。
アウト側から入り、スムーズにインよりしてアウトに抜けて加速してください。

 

 

実はこの走り方、サーキットを走るプロのレーサーと同じ走り方です。
サーキットでは対向車がないため、もっと大きくアウトからインへ入りアウトへ抜けます。
スピード重視のサーキット、視界をさえぎるもののないサーキットですら
コーナーでは安全を重視した走りをするのが基本なのです。

峠道での減速の基本 コーナーに入ってから減速するのは危険!

ワインディングロードでコーナリングをするときに、もっとも重要なのが減速です。
よくコーナーを奥深くまで減速なしで抜けたとか
時速何キロで走り抜けたなんてアホ丸出しな自慢をする人がいます。
これは、本当に危険な走行なので、絶対にやめてください。
本人が事故を起こして痛い目に合うのはよいでしょう。
しかし事故に巻き込まれた周囲のバイクや車はどうなるのでしょうか?
そして無謀な運転を繰り返した結果、その道路のバイク走行が禁止されてしまったら?
周囲の人に迷惑をかけるだけの走り方はバイク乗りとして失格なのです。

 

 

これは基本中の基本ですが、できていない人が本当に多いです。
コーナリングをするときには、その先でどんなトラブルが起こっても大丈夫!対処できる!
と思えるくらいしっかり減速をしてください。
コーナーがどのくらい曲がりこんでいるか
大型車がセンターラインを割り込んで対向車線を走ってこないか
路面の状況がとうなっているのか
そういうことを全て想定して走行すべきです。

 

 

左コーナーを走行するときにはセンターラインよりから侵入してしっかり減速をします。
コーナーに入ったら奥の安全を確認しながらインギリギリに入って出口を確認します。
出口が確認できたらアウトへ入りいます。
センターラインより出てしまうと対向車が来る可能性があるので
オーバーしないように注意します。

 

 

右コーナーもアウトから入って減速したら奥の安全を確認します。
センターラインを飛び出してくる車に備えて、あまりインにより過ぎないようにしてください。
コーナーを出て安全が確認できたら、アウトへ抜けます。

これから進入するコーナーのもうひとつ先のコーナーも意識しておく

ワインディングロードではコーナーを抜けたと思ったらすぐに次のコーナーが現れます。
コーナーはどこまでも続くものと考えてください。

 

 

ここで上手い走り方というのが
アウトいっぱいから入って、旋廻半径を大きく取って出口でフルスロットルにします。
自然にアウトいっぱいに出て行くので立ち上がりが早くなります。

 

 

峠などを走行するときに、重要になるのがトータルの走行時間です。
コーナー一つ一つをどのくらいの時間で抜けたと自慢しても仕方ありません。
本当に早く上手い人は立ち上がりがぐんと早いのです。

 

 

かといって、危険をおかしてわずかな直線距離にスピードを出しても仕方ありません。
ですからアウトいっぱいに出る必要も、インいっぱいに入る必要もありません。
自然に、スムーズに、よいタイミングでスロットルを開けて走行できれば一番です。
自然の流れで、アウト・イン・アウトになっているのがワインディングロードでの理想です。

 

 

公道はサーキットではありません。
センターラインを割って危険なコーナリングをしているといつか重大な事故を起こします。

 

 

余裕のあるコーナリングをしていると、次にどんなコーナーが待ち受けていても対応できます。
たとえば、ひとつめのコーナーで余裕のない走り方をしていると
次に来たコーナーで対応しきれずに曲がりきれなくなったりします。

 

 

コーナーの出口まで待って、先を確認してからアウトへ寄れば
次にどんなコーナーが待っていても先に確認しているのですから
臨機応変にコーナリングラインも変えることができるのです。

上り坂と下り坂での加速・減速の特性を意識する

上り坂のコーナーは曲がりやすい。
これはちょっと走ったことがある人なら、分かることだと思います。
なぜ走りやすいのかというと、スロットルが早めに開けられるからです。

 

 

バイクというのは後輪に体重がかかっている時のほうが安定性が高くなります。
駆動力も高くなりますし、曲がる力も大きく引き出すことができます。
しかも上り坂なので意識しなくてもスピードが落ちて減速することができるため
コーナリングが自然に行いやすくなるのです。

 

 

では逆に下り坂のコーナーはどうなるのでしょうか?
上り坂は楽しいけど、下り坂はちょっと苦手と思った人は
バイクと上手に付き合えていない証拠です。

 

 

下り坂では車速を殺しきれずに事故を起こしやすくなります。
自分では普通に走っているつもりでも
下り坂で知らず知らずにスピードが出てしまっていることがあります。
また普通に曲がるときには時速60kmから40kmへ20km減速するとしたら
くだりの場合はいつもよりもっと早く減速をしはじめなければ間に合いません。

 

 

下り坂では体感的に遅すぎるかな?と思うくらいまで
スピードを殺す必要があります。
そして状態を下げて目の位置を下げてください。
バイクを寝かせたらバンク角は浅めにして腰を落として曲がります。

 

 

スロットルを開けるとすぐに加速してしまうので
感覚を掴むまでは車速の調節が難しいです。
しっかり減速をして、スロットルをあけてコーナリングできる区間を長くしましょう。